こんにちは。
こちら熊本でも底冷えする毎日が続いています。
しかし、この寒さに負けず、先日発起人の垂見が、奥山保全トラストの皆さんと一緒に天草の「天然林」の視察に行ってきました!
天草はイルカの住む蒼い海に囲まれていて、大小120余の島々からなる熊本の諸島です。
天草といえば、海のイメージが強いですが、実は山も多いんですよ~
今回「天然林」の視察に参加した理由、それは九州のスギ・ヒノキの人工林率の高さに関わっています。
下の図は奥山保全トラスト様よりお借りした人工林の分布図です。
オレンジ色の部分はなんと全てスギ・ヒノキの人工林なんです!
こうして見ると九州はいかに人工林が多いか分かりますよね~
そんな中で、貴重な天然林が育つ山に入ってみると、天然林がしっかりと根を張っているおかげで、山には降った雨がしっかりと蓄えられて水も豊富。透き通った沢が流れていました。
さらに、どんぐりなどの木の実も沢山で、それを食べるウサギなどの動物たちも沢山いるようです。
見てください!しっかりと根を張った天然林、その力強さに圧倒されます。
急な山を、場所によってはロープを伝いながら登ってきましたが、空気はきれいで、気分さわやかです。途中の息切れも忘れるほど!
今年は、豪雨災害などの多い年でもありました。残念ながら人工林の場合、根がしっかりと張っていないため、大雨などが降ると土砂崩れが起きる可能性も高いと言われています。少しづつでも、天然林への再生が進むことを期待しています。