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悩み・不安・疑問

Trouble & Anxiety & Question

CATEGORY:環境・生態系への影響

WWFジャパンの草刈様と並木様がご来社されました

Date:2018/03/08

WWF様は自然環境の保護や持続可能な社会を目標に活動されている団体です。

こんにちは。

新燃岳の噴火がニュースとなり、同じ九州として一日も早く収まることを願っています。


昨日、WWFジャパンの草刈様と並木様が、ネイチャー生活倶楽部にお越しになりました。
WWF様をご存知ない方もいらっしゃると思いますので、ここで少しWWF様についてご紹介したいと思います。

世界自然保護基金(英:World Wide Fund for Nature、略称:WWF)は、世界最大規模の自然環境保護団体である国際的NGOで、現在は約100カ国以上の規模で活動していらっしゃいます。
その中でWWFジャパンは、日本人になじみの深い自然の中に人間が存在するという自然観を取り入れて、3つの柱を基に日本国内および日本が関係している国際的な問題に取り組まれています。
その3つの柱が
・生物の多様性を守ること
・再生可能な自然資源の利用を、持続可能なものとすること
・環境汚染を食い止め、資源・エネルギーを環境負荷の少ないものへ転換していくこと

です。
(WWFジャパン様の公式ホームページは⇒こちら


今回お二人が私たちを訪ねていらっしゃったきっかけも、私たちが生活者として日々“悩み・不安・疑問の追究”“商品づくり”に取り組む中で、一昨年から入り始めた「完全無農薬 棚田米づくり」についてでした。

「水田・水路の生物多様性と農業の共生プロジェクト」

WWFジャパン様の沢山の取り組みの中で、2016年7月~2021年6月の5年間の長期プロジェクトとして、
「水田・水路の生物多様性と農業の共生プロジェクト」が発足しました。

プロジェクトリーダーの並木様は、

「日本の原風景ともいえる水田の景観。それは、多くの固有な野生生物の宝庫です。
しかし今、その自然は深刻な危機にさらされています。環境省の「レッドリスト」は、
日本産の淡水魚の実に43%が絶滅の危機にさらされているんです。
実はその多くは、水田に生息する魚類が占めています。周辺の山地や雑木林とも一体となり、
「里山・里地」を形作ってきた「水田」を守ることは急務です。

…しかし、一方的に水田の持ち主の方に「自然を守るために協力してほしい。
農薬を使わないでください」と言ったところで、本人も生活のために一生懸命お米を
作っていらっしゃるので、なかなか受け入れられない。
だから、水田を守りながら、米の生産から流通まで持続可能な農業を目指し、
産学が連携して両立していくことが大切なんです」

と仰います。


確かに、私たちが一緒に取り組ませていただいた棚田米の生産者の方々も
お米の生産だけで生活が成り立つようになるまでに3~4年、
周りの他の農家の方々からは、笑われたり、お宅のせいでこっちまで虫がくる、など
色々言われたりすることもあり、たくさんのご苦労があったと教えていただきました。

そこで、私たちも自分たちの経験などを基に、草刈様・並木様とたくさんの情報を交換させて
いただきました。


自分たち自身が一人の生活者として、もっと大勢の方に自然環境にも目を向けてもらい、
少しでも考えていただければ幸いです!
(WWFジャパン様の「水田・水路の生物多様性と農業の共生プロジェクト」について詳しくは⇒こちら
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