「首まわりのブツブツがどうしても消えません」―会員さまのご情報から、改めて原因法と対策について調べたことをご報告いたします。
Date:2024/09/17
皆さまこんにちは。
9月の情報誌にて右のような記事で、会員の皆さまに今の肌の状況や「基礎化粧品」についてのご要望をお知らせください、とご案内したところ、日々たくさんのご情報をいただいております!
ネイチャー生活俱楽部の活動は「悩みをどうにかしたい!」という「人」の思いが動かす活動です。
こうして皆さまからお寄せいただくご情報がなければ、動くことができません。
逆に、いただければどんどん動くことができます!
有難うございます。
今まで各分野のトップレベルの先生方に教えていただいているご情報については、都度共有させていただきます。また、新たにお伺いした情報はこのブログやLINE、今後の情報誌にてご報告させていただきますので、ぜひ皆さまもご覧ください。
今回は「首周りのブツブツがどうしても消えません」というお悩みについて。
改めて皮膚科医の先生にお伺いしました。
原因は!? 対策法は!? 皮膚科医の先生に伺いました。
◆首周りのブツブツの正体は何ですか?
先生:おそらく脂漏性角化症や軟性繊維腫のことだと思います。医学的にはどちらも良性の皮膚腫瘍です。
どちらも20代ぐらいからみられて、年齢が上がるにつれて増えていき、80代以降ではほとんどの方にみられます。
〇脂漏性角化症は、褐色や黒色の盛り上がりのある出来物です。正体は表皮(皮膚の浅い部分)の成分が増えたものです。大きさは1~2mmと小さいものから、1cmを超えるものまで様々です。表面はややザラザラしていることが多いです。
〇軟性繊維種は、皮膚の表面から突き出した突起物です。正体は真皮(皮膚の深い部分)の成分が増えたものです。大きさは1~2mmと小さいものから、1cm程度です。表面は周りの皮膚と同様に滑らかです。
◆ブツブツができる原因は何でしょうか?
先生:長年の紫外線による影響や、加齢による皮膚の老化、また、アクセサリーや洋服の摩擦による刺激などもいわれています。突然できるものではなく、長年の皮膚のダメージの蓄積でできるものです。
軟性繊維種は、女性や肥満の方にできやすい傾向があるようですので、ホルモンバランスや生活習慣病の関与も考えられます。
◆できないようにする対策はあるのでしょうか?
先生:紫外線対策を行うことが重要です!紫外線の強い時間帯にはできるだけ出歩かないようにする。外出するときは日焼け止めや帽子、日傘を使用するなど。
また、加齢によってできるものですので、「基礎化粧品」などでの老化対策も良いと思います。洋服やアクセサリーによる摩擦や刺激に注意してください。
◆できてしまったブツブツへの対策法を教えてください。
よく「ヨクイニン錠」「ヨクイニン化粧水」などがありますが、ヨクイニンはウイルス性のイボには効果が認められていますが、加齢によるイボには効果はありません。
一度できてしまったブツブツは化粧品での改善は難しく、取りたい場合は皮膚科への受診をおすすめします。
皮膚科では、小さいなものはハサミで切って取ります。また少し大きなものは冷凍凝固といってー196℃の液体で凍らせる処置をします。治療後、黒くかさぶたのようになり剥がれて取れる感じです。(何回か処置が必要なことがあります。)
出来てしまったブツブツには皮膚科での治療。日常生活では「予防」で、新たなブツブツを作らないことが大事なんですね!
私たち倶楽部員の中にも褐色のブツブツができて(恐らく脂漏性角化症タイプ)、どうにか改善できないか、実際に色々試してみた者がおります。参考までにご報告させていただきます!
〇市販のヨクイニン錠…数カ月飲みましたが、効果なし
〇市販のあんずジェル…数カ月首に塗りましたが、効果なし
〇「スクワランオイル」…一番効果を実感!ザラザラが滑らかになりました。しかし、止めてしばらくしたらザラザラに戻ってしまいました。
やはり先生のおっしゃる通り、自力での改善はなかなか難しいことを実感。
でも「スクワランオイル」で肌が滑らかになったというのは、やはり少しでも肌の調子が良くしたり、老化を予防することが大事ということだと思います。
首まできちんと紫外線対策をすることを含め、私たちも新たなブツブツを作らないように日々手当てをしていきたいと思います!