先日、「キムタン紅茶」をお分けいただいている、㈱ウィンドファームのスーザンさんから「キムタン村が孤立してしまいました。紅茶を運ぶ橋も流されてしまいました。」と連絡がありました。
そこで急遽、スーザンさんとキムタン村の紅茶生産者のケルンさんに、オンラインで現状をお聞きしました。
2026年8月末、ネパールを襲った大規模な洪水災害により、キムタン村は大変な困難に直面しています。村自体は洪水の直接被害はなかったのですが、山を隔てた村は流され、他の村やカトマンズに繋がる橋が全て流されてしまい孤立状態とのこと。洪水直後はネットも遮断され、ようやく連絡は取れるようになりましたが、紅茶をはじめ物資を運ぶことは、いまだ困難な状況です。
現在(10/23時点)は川を渡るロープウェイや簡易的な橋ができたそうですが、大勢の人が押しかけるので何時間も渡るために要することもあるそうです。
そんな中でも、現地の皆さんは前向きでした。
かつて貧しさから抜け出すために海外へ渡り、想像を絶するご苦労を経験されたケルンさん。故郷に戻り、村を豊かにしたい一心で紅茶の苗数本から始めた無農薬紅茶の栽培、待っていたのは周囲の猛反対だったそうです。それでもケルンさんは諦めず、たった一人で荒れ地を耕し始めたそうです。
その努力の結晶である紅茶は、やがてキムタン村の暮らしを変え、「紅茶のおかげで、村の男性は出稼ぎに行かずに済み、家族が一緒に食卓を囲めるようになった」と、お話してくださいました。
そして、遠く離れた日本の地で「キムタン紅茶」を飲んでくださっているネイチャー生活倶楽部の皆さんに感謝の気持ちを伝えたい、とおっしゃっていただきました。
大洪水から2か月、ネパール政府は行方不明の5200名以上の方々の、捜索打ち切りを表明しました。被災者は4000人以上、現地の復旧には大変な費用と時間がかかることと思います。
キムタン村は厳しい現状にありながらも、直接的な被害を受けていない地域だからこそ、支援が届かない場所でもあります。
少しでも力になれるよう、これからももっと多くの方々に「キムタン紅茶」を知っていただけるよう、頑張ってまいります。