シリコンについて、新しい情報をいただきました
Date:2018/05/07
日本国内およびEUにおいて、規制が追加になったものがあります
こんにちは。
春の嵐が吹きすさぶ、荒れ模様の熊本でございます。
今日は私たちでは使いたくない原料の1つ「シリコン類」についての情報です。
シリコンの中で3種類の原料に新たな規制が設けられることになりました。
どのような規制かというと、昨年12月に開催された厚生労働省・経済産業省・環境省の3省合同審議会で
その3種類のシリコンは化審法に基づく「監視化学物質」に指定されました。
「監視化学物質」というのは、その物質を取り扱うメーカー様は、毎年経済産業省に届け出が義務づけられ、
それを販売・譲渡する場合は相手方にその物質が「監視化学物質」であることを知らせなければならない
物質のことです。
今回の3つのシリコンは、
1:自然な分解が難しく、生物の体内に蓄積しやすいもの
2:継続的に摂取すると人間への長期毒性があるか、高次捕食動物(自然界において天敵のいない
生態系ピラミッドの上位にいるクマやオオカミなどの生き物)の生育に影響を及ぼす可能性がある
かどうかがはっきりしていないもの
この1か2のどちらかに当てはまるとして、規制の対象になりました。
上記は全て日本国内においての話ですが、
日本以上に規制の厳しいEUでは、水環境の生態系への影響があるのではないかと考えられており、
欧州化学品規制によって、3つのシリコンのうち2つが使われている商品は2020年から
「使用後に水で洗い流す商品」の販売が禁止されます。
また、この3つは全ての化粧品への使用を規制することも検討されているようです。
私たちネイチャー生活倶楽部では今回規制対象になった3つのシリコンを含め
元々肌に残るようなシリコン類は使っておりませんが、これからもこうした10年・20年先の
動きまで見据えて、商品づくりに取り組んでまいります。
また新しい情報などが得られましたら、今後もいち早く発信していきます!