こんにちは。
海水浴にちょうど良い時期が続いていますが、その美しい海が今、危ないものに変わっていこうとしているのをご存知でしょうか！？

美しい海を汚してしまった原因、それは私たちの生活から出た「マイクロプラスチック」です！

海に遊びに行って砂浜を散歩すると、流木や海藻などにまじって、たくさんのゴミが打ちあげられています。
その中で最近、注目を集めている海のゴミ。それが「マイクロプラスチック」という、直径5mm以下のとても小さなプラスチックのゴミです。

プラスチックは、熱や紫外線に長期間さらされると、もろく砕けやすくなります。しかしいくら小さく砕けても、プラスチックは分解してなくなることはありません。


私たちのつくりだしたプラスチックが、これから長いあいだ地球の環境を汚し続けることとなるかもしれないのです。

しかも、小さなプラスチックは、海の生き物がエサと間違えて食べてしまうことがあり、生態系への影響も心配されています。

普段なら海の表層にいる植物プランクトンを小さな動物プランクトンが食べ、さらに魚などがその動物プランクトンを食べて、食物連鎖が成り立っています。

でも最近の研究で、この動物プランクトンが、植物プランクトンと間違えてマイクロプラスチックを食べてしまっていることが分かってきました。また、この動物プランクトンを魚が食べ、その魚をさらに私たち人間などの大型の生き物が食べることで、どんどんマイクロプラスチック汚染は広がっていく可能性があります。

そんなニュースが話題になる中、お会いさせていただいた会員さまで、このマイクロプラスチックを減らす活動に従事しておられる方とお話する機会があり、

『　私は今問題になっている「マイクロプラスチック」、小さい活動ですけどNPOにボランティアで参加しています。海はみんなのものだから、私たち全員で変えていかないといけないと思っています。普段何気なく使っている掃除用のスポンジが、マイクロプラスチックって知っていましたか？
拾って回るだけでなく、自分が家や学校・職場など、身近で使うものも考えないと、減らないですね！
化粧品の容器も、華美なものでなくていいと思います　』

と仰っていました！

私たち一人一人の生活の行く末が、こんな大きな問題を引き起こしている…ということは、実際の生活の中では実感しにくいかもしれません。でも、これは間違いなく現実に起こっていることで、もしこのまま続くと私たちの子供や孫の世代には、もっとひどくなっていることも十分にあり得ます。

そうならないよう、みんなで少しずつ気を付けていきましょう！！