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CATEGORY:環境・生態系への影響

公益財団法人奥山保全トラスト様の記者会見に同行してきました。

Date:2018/08/27

公益財団法人奥山保全トラスト様の記者会見に、日本熊森協会 熊本支部メンバーとして参加しました。

こんにちは。
秋の気配はまだ程遠いようですね!

そんな夏晴れの続く今日、公益財団法人奥山保全トラスト様とともに、熊本県庁で記者会見に挑みました!!

「トラスト」という言葉をご存知の方もいらっしゃるかと思います。
元々は、「ナショナルトラスト運動」と言い、自然環境等を経済的な理由での無理な開発による環境破壊から守るため、市民活動等によって買い取ったり、自治体に買い上げと保全を求めたりする活動のことを指します。

以前から私どもでは、自分たちの悩みから、日本熊森協会様と共に森林の問題に取り組んで参りました。

その日本熊森協会様からのご縁で、以前より公益財団法人奥山保全トラスト様とともに、人工林を減らし天然林を増やす署名運動なども行ってきました。
そして最近、熊本・宮崎の一部森林を買取られ、これから保全活動を行っていこうとされています。
その発表の場として今回の記者会見に至りました。
会見の内容としては、公益財団法人奥山保全トラスト様のホームページに記載されている内容をまずお読みください。

『 かつて日本の奥地には、多種多様な生物にあふれる鬱蒼とした森が広がっていました。そして、この森から湧き出る滋養豊かな水は、あらゆる生き物の生命を育み、農業、林業、漁業、工業、全ての産業を支えてきました。

しかし、私たちの祖先が「奥山」として大切に守ってきたその森は、戦後数十年の間に、開発やスギ・ヒノキの拡大造林のためにその多くが破壊されました。このため、様々な野生動植物が絶滅の危機に瀕し、また、生物の多様性を失った日本の「奥山」は、林業不況による放置人工林の増加や地球温暖化の影響も重なり、荒廃の一途をたどっています。

また、近年では、世界的な水不足を背景に海外の資本が日本の水源地の森を取得するという事態が発生しています。

今、わずかに残る「奥山」の自然林を保全し、広範囲にわたり荒廃した森の再生に早急に取り組まなければ、近い将来、生命と文明の基盤である水源の森は失われてしまうと、私たちは危機感を募らせています。

私たちは、十数年にわたる奥山保全活動を続けるなかで、失われつつある「奥山」の豊かな森を残すためには、ナショナル・トラストにより森林を買い取り、永久に開発できないように保全・復元していくことが必要であるという結論に至り、「奥山」のナショナル・トラスト活動を全国に展開し、種の多様性の保たれた豊かな自然を守り、人が自然と共存できる社会を実現することを目指し、全国に12箇所、合計1944haの奥山を保全するに至りました 』(公益財団法人奥山保全トラスト様HPより)

そしてこの全国12か所だった中に、熊本県の山都町の森林と宮崎県の森林が加わることとなったのです!
この会見の前に公益財団法人奥山保全トラスト様・日本熊森協会様とお話するお時間をいただいたのですが、そこで驚いたのは、九州の人工林率の高さです。

確かに多いことはもう知っていましたが、こうして図にするとやはりかなり多いことを痛感しますね…

しかし、保全活動で手入れをした山が、天然林に戻っていく早さもまた、九州が本州に比べて早いのだとか。
多くの方が身近な森林に目を向け、行動していくことできっとより良い環境になり、私たちの悩みも減っていくのだと感じました。


※今回の会見の様子がニュースになります!
熊本にお住まいの方限定となりますが、明日11時40分~50分頃から、くまもと県民テレビで少しだけ放送されるようです!
熊本にお住まいの会員様は、この機会にぜひぜひご覧下さいませ♪(倶楽部員が映っているかは分かりませんが…)
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