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CATEGORY:環境・生態系への影響

2021年4月22~23日にかけて、「気候サミット」がオンラインで開催されます!

Date:2021/04/19
こんにちは。
今日はみなさんにお知らせです!!

2021年4月22~23日にかけて、アメリカのバイデン大統領の主催による、「気候変動問題」をテーマとした首脳会合、すなわち「気候サミット」が、オンラインで開催されることをご存知でしょうか?

今回参加する国はおよそ40カ国―EU、インド、韓国、日本、中国など、全て合わせると、世界の温室効果ガスの排出量とGDPのおよそ80%を占める先進国や一部の途上国が参加する、国際的なサミットです。

●「気候サミット」とは?

今回の「気候変動サミット」の目的は、2021年11月にイギリスで開催が予定されている、【気候変動枠組条約の締約国会議(COP26)】に向けて、各国からより強い排出削減への約束を引き出すことです。
気候変動問題を解決するための国際条約「パリ協定」では、各国がそれぞれ温室効果ガスの国別削減目標(NDC)を定めることが義務付けられています。

しかし、これまでに提出された各国の目標では、全て合計しても、パリ協定が目指す「産業革命以降の地球の平均気温の上昇を2度未満に抑える(出来れば1.5℃を目指す)」という目標は達成できないことが分かっています。

それどころか、現状の目標のままでは、気温上昇が3度以上にも達するとされているため、排出削減対策の強化が求められてきました。
そこで、COP26の開催を待たず、この「気候サミット」を通じて、各国がより高い気候変動対策に取り組む方針を示すことが期待されているのです。

●今回の気候サミット

今回のサミットでは、対策強化に向けた検討を前に進めるための、話し合うべき主要テーマが複数設定されています。

1:脱炭素社会を実現する上で必要な先駆的な取り組み
2:気候変動に脆弱な国々をサポートするための資金支援の在り方
3:雇用創出を強化しつつ経済便益を高めるための気候変動対策 など

その中でも、今回のサミットにおいて最も注目を集めているのが、各国がすでに一度取り決めた排出削減目標を引き上げるかどうかです。

国際的な複数の研究機関の共同プログラム「Climate Action Tracker」は、日本が掲げる、「2030年までに26%削減(2013年比)」についても、「Highly Insufficient(極めて不十分)」としています。また、今回の気候サミットに参加する他の国々も、多くがパリ協定の目指す気温上昇を1.5℃以内に抑えるという目標を実現する上で不十分とされる内容です。

世界全体の排出量を減らすためには、大規模な排出国がさらなる削減を約束することが必須。
EUがすでに2030年目標を既存の1990年比40%削減から55%削減に引き上げることを発表しており、中国も既存の目標を引き上げています。

日本は昨年10月、菅総理が「2050年までにCO2排出実質ゼロ」を宣言しましたね。
現在の目標は「2030年までにCO2を26%削減(2013年比)」ですが、今回のサミットで「40~45%削減」に引き上げられる見込みです。
排出量の多いアメリカ・中国なども、どこまで宣言するのか…見逃せません!!


しかし、この目標を達成するためには、国としての努力はもちろん、私たち生活者ひとりひとりが日々の生活を変えていく必要があります。
身近なところからコツコツと、の積み重ねを続け、みんなで地球温暖化に歯止めをかけていきましょう。

(以前、地球温暖化の現状と家庭でできる二酸化炭素の排出削減について、自分たちでも調べてまいりました!こちらも併せてご覧ください ⇒ こちらから
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