こんにちは。
こちら熊本は、朝晩暑さが和らいで少し過ごしやすくなってきました。
皆さまのお住まいの地域はいかがでしょうか?
さて、今日は昨日参加してきました「水前寺のりを食する会」をレポートさせていただきます!
「水前寺のり」とは、私たちが‟アトピーに効果がある“と見つけ出した「サクラン」の原料。阿蘇山系の清らかな水でしか育たない、珍しいラン藻類です。ラン藻類の中でも「食べられる」のものは珍しく、古くは江戸時代から将軍家の献上品にされていましたが、水害や水質悪化により、今では熊本県益城町と、福岡県朝倉市の限られた場所で養殖されているのみです。
「水前寺のり」には抗酸化作用があり健康食品の原料として期待されている他、水前寺のりの周りの寒天質に含まれる「サクラン」は、アトピー性皮膚炎の効能効果が確認され、保湿剤としての活用やレアメタル回収の研究も進んでいます。
今回はそんな「水前寺のり」を守ろう、広げようと活動されている
「水前寺のりくまもとの会」が主催されている会です。熊本の郷土料理の名店「おく村」にて、水前寺のり(1kg1万円もします)を贅沢に使った料理を堪能してきました。
これがその料理の一部。どれもやさしい味付けで素材をしっかり味わえる美味しい料理ばかり!
(冬瓜 ズッキーニの信田巻 水前寺のりの焚合わせ)
水前寺のりは無味・無臭ですが、プルプルした食感ときれいな緑色が楽しめます。
さらに今回は、熊本県内の高校3校(第一高校、熊本農業高校、慶誠高校)の生徒さんによる「水前寺のりを使ったレシピコンテスト」も同時開催。和・洋・中・スイーツまで、水前寺のりを使った料理が並びます。
私が特に感動したのは、熊本農業高校が考えられたスイーツ。ソーダゼリーの中に水前寺のりが入っていて、まさに清流の中にただよう「水前寺のり」そのもの!その上に「飲むチーズケーキ」がかかっており、今の流行も取り入れられていて、高校生らしい発想に感心しました。
(写真の左下がそのレシピ)
皆さんの「水前寺のり」愛が溢れる会に参加して、私もますます熊本が誇る「水前寺のり」「サクラン」をたくさんの方に知っていただきたい!との思いが増しました。
下記ページでも特集していますので、ぜひご覧ください。
サクランについて詳しくはこちら!
倶楽部員 栗山