湧水は水温16度ほどで気持ちのいい冷たさ。
それでもプールの壁や、養殖のかごにアオミドロがくっついて、
だんだん緑色になってくるそうです。排水の網が塞がると流れが悪くなって、
スイゼンジノリの生育にも影響します。
そこで先生方は交代で、アオミドロを取りに来られるそうです。
「この養殖は、アオミドロとの戦いです!」
「今日はメダカを持ってきたから、アオミドロを食べるか入れてみましょう」
先生方がメダカを片手に真剣に議論されているのを見て、地域おこしのため頑張っておられる姿に
感激するとともに、少しほっこりした気持ちになりました!
スイゼンジノリの養殖は、先生方が利益を得るためではなく、
地元の農家の方の収入に繋がればと始められたそうです。
スイゼンジノリから抽出される「サクラン」の需要は高まっていて、
養殖が成功すればきっと地元の産業として役に立つと、椛田先生はニコニコと話しておられました。
熊本から通うのも大変な労力です。本当に素晴らしい取り組みだと感じました。
一日も早く軌道に乗られることを、私たちも祈っています。