この研究会は、「スイゼンジノリ」とスイゼンジノリから採れる「サクラン」に関する研究・開発の更なる発展を目指し、幅広い分野の研究者、開発者などの相互交流や意見交換を行う―というものです。
司会をされているのが「スイゼンジノリ」を愛し、いつも私たちにお力添えいただいている、東海大学名誉教授の椛田聖孝教授です。「サクラン」の第一発見者岡島麻衣子先生も、現在赴任先の中国江蘇省の江南大学より帰熊し出席されていました。
スイゼンジノリ由来の新奇な紫外線吸収剤物質「サクリピン」―このプレスリリースがされたのは昨年秋。私たちもすぐに発見者の名城大学、景山伯春教授に連絡させていただき、12月にはオンラインで「サクリピン」について情報をいただいていました。
景山教授とは初めてお会いする感じがせず、勝手に親近感~
なんと「スイゼンジノリ」に(乾燥など)負荷をかけることで、紫外線吸収物質「サクリピンA」と「サクリピンB」を発見されたそうです。そしてこの成分が肌の「抗酸化作用」「抗糖化作用」も持っているとは、なんと頼もしい成分!
実用化するにはまだ様々な研究が必要なようですが、私たちの商品づくりにも更なる可能性が期待できそうで楽しみです。
椛田教授の発表で、「スイゼンジノリ」を守っていくためには水を守っていくことが重要―と
「熊本の水」についての話もとても興味深いものでした。
「スイゼンジノリ」発祥の「江津湖」では、1993年までは「スイゼンジノリ」が元気に育っていたそうですが、1996年~1997年頃には90%が減ってしまったそうです。私たち生活者も水の使い方や流れた先のことまでしっかり考えていかなければならないと改めて実感しました。
皆さんのたゆまぬ研究のお陰で、私たちの肌の悩みにも活かすことができます。
有難うございます!!