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CATEGORY:ネイチャー日誌

リサイクル率で16回日本一の町!鹿児島県大崎町のリサイクル革命 第一弾「混ぜればゴミ、分ければ資源!」をモットーに。

Date:2025/05/30
ネイチャー生活倶楽部では現在、脱プラスチックを目指しプラスチックゴミの削減に向けたさまざまな方法を模索しています。その中でリサイクル率80%を超える町(日本の平均は20%前後)があることを知り、早速その取り組みを見に行ってまいりました!

そこは鹿児島県大崎町。広大なシラス台地が広がる自然豊かな大隅半島に位置し、16回リサイクル率日本一!27年前はビン・缶・ペットボトルの3分別だったものが今では28品目に分別。
その取り組みは住民と自治体の素晴らしい連携のもと成り立っていました。


埋立処分場が‟15年で満杯”から大幅延命!大崎町が選択した持続可能な解決策とは


今から30年ほど前、大崎町には焼却施設がなく、ゴミは全て埋立て処分されていたそうです。しかしゴミの量が増え、このペースでは15年で埋立て処分場が一杯になってしまうという問題に直面。埋立処分場を新たに造るか焼却炉を新設するか!?住民との対話を重ね、大崎町が出した結論は・・・
「徹底したごみ分別による埋立て処分場の延命化」
今では皆さんの努力で埋立処分場の残余年数は1990年当時の計画から20年以上の延命に成功、さらに40年以上使える可能性があるということです!すごいですよね‼

そもそも日本は国土が狭く埋立処分場の立地が難しいことから「焼却によって減量化し、埋立てる」処分法を多くの自治体が行ってきました。しかし、それゆえにヨーロッパに比べリサイクル率が低いという問題があります。

しかし、大崎町はどうでしょう。
お話を伺うと驚きと感動の連続!‟焼却施設をもたない“選択をしたことで、リサイクルが加速。ゴミ分別の徹底ぶりは素晴らしいものでした!

えっ、こんな取り組みも?倶楽部員佐々木が驚いた大崎町の取り組み

驚き①大崎町には「燃やすゴミ」の概念がない?!

ネイチャー倶楽部がある熊本市は当然「燃やすゴミ」という分別があり、ゴミ集積場には各家庭から日々大量に「燃やすゴミ」が出されています。
皆さんの地区はいかがでしょうか。
ところがこの大崎町。
ゴミは28品目に分別、「燃やすゴミ」の概念がないのです!
町に焼却炉がないため、家庭ごみは全て分別し、ゴミの中で一番の割合を占める「生ごみ」はバケツが各場所に設置され週3回回収が行われ堆肥化。プラスチックなどはもちろん資源化されています。そしてどうしてもリサイクルできないゴミ(古布団や家具、汚れたプラ等)だけが埋立て処分されていました。
それだけではありません!大崎町ではそれまで埋立てられていた「使用済みのオムツ」のリサイクルまで確立されたとのこと!これでさらに埋立て処分されるゴミの量を減らすことができたそうです。

驚き②資源ゴミの袋には記名を!

〝自分の出すゴミには責任を持つ″という観点から必ず指定袋には名前を書くことを義務づけられていました。ゴミ分別がされてないゴミ袋は回収されず出した住民に戻されるという徹底ぶり!


驚き③自治会とは別に「衛生自治会」を設置。

「衛生自治会」は月1回の資源ゴミの収集時には立ち合い、分別指導に取り組まれていました。ほかの倶楽部員と話していると、この取り組みをしている自治体もあるようですが・・・。私の自治体ではこの取り組みはしていません。私もゴミを捨てる際はどの品目で捨てればいいのか迷うこともあるので、指導員がいるだけで心強いですね!

ここまで町民と自治体が一丸となって取り組むリサイクルの姿勢に、深い感銘を受けました。町民一人ひとりがリサイクルに真剣に取り組み、町のルールや意識を守りながら積極的に関与していることが印象的でした。
慣れてない私にとっては少し大変そうという印象も受けましたが、この取り組みが地域の未来を守り、次世代に美しい環境を引き継ぐと考えると、今からでもやらなければいけないことですね!地域社会の力を結集し、環境問題に立ち会う姿勢は、全国どこでも参考になるべきモデルだと思いました。




次回は第二弾!
「大崎町のリサイクルによる住民への還元」についてお伝えいたします。
お楽しみに。

倶楽部員 佐々木

トイプードルをこよなく愛する新人です。
2匹のトイプードルに癒されてる毎日です。

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